お知らせ

日本の「置き配」の昔と現在
こんにちは!いつもエアフォルクのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!



ここ数か月運送業界で話題の「置き配」。
コロナ禍で一気に注目の的となり、特に宅配数の多い都市部ではすでに身近なものだったかもしれませんが、小さな町でも目にする機会が多くなってきているのではないでしょうか。


最近になって出てきたように思える「置き配」ですが、意外とその歴史は古いのです。

確認できる資料で置き配の最古のものと言われているのが1880年代後半の牛乳配達です。毎日又は決まった曜日などに指定の場所へ置いていってもらい、飲み終わった瓶は洗ってその指定場所に戻しておけば配達時に回収してくれる仕組みのあの配達ですね。
一昔前には自宅に新聞・郵便受けと並んで牛乳受けが設置されていた家も多くありました。扱う商品は健康志向のもの中心に幅広くなり現在もこの配達を利用している人はたくさんいらっしゃいます。

置き配といえばもう一つ、生協です。購買事業においては組合員グループへの配達(共同購入で指定の場所で受け取る形のもの)から始まった生協ですが、1990年代後半には女性の社会進出などの時代の変化に伴い、個配そして置き場所指定のお届けを開始しています。

そしてまだ記憶に新しい2016年からEC市場の拡大に伴い大手通販会社やネットスーパーで置き配・留め置きのサービスが提供されるようになりました。

古くからあって時代とともに変化してきたにもかかわらず、特に現在軽貨物運送業が多く請け負っているような宅配においてこれまで「置き配」が普及しなかったのはなぜでしょう。

それは置き配が「陽や雨風にあたって荷物が破損する可能性」「盗難の可能性」「個人情報が第三者に知られる可能性」などデメリットが多く、クレームになりやすい配送方法だったということと、世界的にEC文化では少し遅れをとっている日本には置き配のためのシステムや施設・アイテムが追いついていなかったこと、さらに万が一盗難等の問題が発生した時の補償の所在がはっきりしていなかったなどの理由があった為です。

それが今年に入ってからコロナ禍によって宅配の荷物数と利用頻度が急激に増加し、宅配の再配達問題がさらに深刻化したこととただちに非対面対策をとらなければいけなくなったことで「置き配」は再び注目され見直されて一気に普及が進むことになりました。
今年3月にAmazonが置き配をデフォルト(標準)化し、盗難補償もするとしたことや大手運送会社でも受取人の承諾があれば置き配を実施したり受領印を省略できるようにしたことなどは話題になりましたね。

運送業界としても「置き配」が推進されたことで一歩前進できたといえるでしょう。


日本よりEC文化が進んでいるアメリカにおいては「置き配」とはどういったものなのでしょうか。

アメリカでは「置き配」はごく一般的な配送方法で通販サイトなどでは玄関前に配送するオプションとして用意されています。
現状7割の荷物が置き配選択されるそうですが、洋画のワンシーンで玄関先や敷地内に投げ入れられていく新聞のようにその配達の仕方は大胆で大雑把、「置きっ放し」という感じで日本の「置き配」とはだいぶ性質が異なるようです。

そんな「置き配」の配送物を窃盗するポーチ・パイレーツ(玄関前の海賊)と呼ばれる犯罪者による窃盗も発生しており、監視カメラを設置したり、自宅以外を配送先に指定するユーザーが増えているそうです。


日本では2019年に三省堂が「置き配」を新語として発表しました。

   おきはい【置き配】<名>・・・宅配する際に、品物を対面して渡すのではなく、指定された場所に置くことで配達すること。
                  「―で玄関前を指定する」[再配達による時間や労力の無駄を防ぐ為に始められた]

このように定義されています。この定義から日本の「置き配」はアメリカの「置き配」と比べ、顧客が指定した『指定場所』に配送するというニュアンスが強く、受け取る側に様々な指定場所の選択肢が提供されていてより利便性が高い性質であるといえます。


受け取る側は「荷物が届くはずだから外出できない」というようなこともなく、配達する側は「受取人が在宅でも留守でも配達完了できて再配達がない」という「置き配」はとても便利です。

こんな画期的な配送方法を使わない手はありませんが、使いやすくなったとはいえ、もともとはデメリットとリスクの多い配送方法です。利用者と配送者の双方がそれを充分理解した上で置き配のためのシステムや施設やアイテムもうまく活用して利用し配送することが大事です。

ここ最近、家の新築をする人の間では宅配ボックスも備え付けるという人が増えていると聞きます。「置き配」の利用を意識している人が多いということです。ワイヤー付き宅配バッグなど他の置き配向け商品も充実していく傾向にあるので、これを機にそういったものの利用を考えてみてはいかがでしょうか。









委託ドライバーとして配送する側で注目の「置き配」を体験しませんか?
エアフォルクではドライバーを全力サポートしております!興味をもって下さった方は下記よりぜひご応募下さい!


応募フォームはこちら!
https://erfolg-ltd.co.jp/entry

まずは話を聞いてみたい!そんな方はこちらからご相談下さい!
https://erfolg-ltd.co.jp/contact

ENTRY

エントリー

未経験者歓迎!お気軽にご応募ください!皆様のご応募お待ちしております。

エントリー