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運送業の人手不足問題と対策
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昨今各業界で人手不足が懸念されていますが、運送業においてもそれは例外ではなく、求職者を大きく上回る求人数にほとんどの会社が人手不足を感じていてかなり深刻です。日本全体での「少子高齢化による労働人口減少」と、EC市場の拡大やコロナ禍による在宅ワークへの移行をうけての「急激な需要の増加」の両方が原因と考えられます。


それに加え、運送業は低賃金・長時間労働やいわゆる3K(きつい・汚い・危険)といった労働環境が悪いイメージが強く、働きにくい仕事であると認識している人が多いことがさらに拍車をかけています。他業種より女性の就業者が少ないことやこれらの悪いイメージから若年層が集まりにくく、全体の3割が40~50代とこの仕事に携わる人達の高齢化も問題になっています。


しかし、運送業は豊かな生活と産業の競争を強化するためには欠かせない重要な社会的・公共的基盤となるサービス(社会インフラ)です。その為現在国でも問題の解消にむけた取り組みがされています。


改善基準告示により具体的な労働時間の設定がされました。
     荷待ち時間(※)を含めた拘束時間は原則1日13時間以内、1ヵ月293時間以内
     継続8時間以上の休息時間をとらせる
     連続運転は4時間を超えない
     乗務時間・荷待ち時間の記録の義務付け
    ※荷待ち時間=ドライバーが荷物の積み下ろしの間に待機する時間の事で、荷主の都合により変動する。


また、取引の適正化や労働条件の改善促進の一つとして、改正貨物自動車運送事業法により標準運賃告示制度の導入が進められ、今年4月にトラック運送業での標準的な運賃が告示されました。


他にも、元気に活躍するトラガール(=女性のトラック運転手)を発信し、同じ道を目指す女性の道しるべとなるとともに経営者や荷主にも新しい視点を提供することでイメージ改革を図る「トラガール促進プロジェクト」を立ち上げ、人材開発支援助成金で資格取得のサポートをするなど、女性や若者が働きやすい環境づくりも進められています。


さらにこれは運送業に限らず全体でですが「働き方改革関連法」に基づき、大企業は昨年4月から、中小企業は今年4月から時間外労働の上限規制が適用されました。36協定(※※)を締結していたとしても原則と定められた時間外労働の上限があり、さらに長い時間時間外労働させることのできる36協定の特別条項に合意していた場合にも上限が設けられ、守られなければ罰せられるようになりました。これはこれまで36協定を締結しさえすればほぼ無制限に時間外労働・休日勤務をさせることができてしまっていたものを改善したことになります。

※※36(サブロク)協定とは?・・・労働者と使用者の間で労使協定を結び、労働基準監督署長へ届け出ることで労働者に合法的に時間外労働や休日勤務をさせることができる。労働基準法第36条の規定を根拠としているのでこう呼ばれる。



国だけでなく人手不足・高齢化の対策として各会社でも様々な取り組みが始められています。


例えば女性・高齢者・外国人の採用も視野に業務を分化し雇用基準の幅を広げたり、労働者の負担を軽減するためのロボットやシステム等の新しいテクノロジーの利用、他業種と比較した賃金UPや多様な働き方に対応するための勤務シフトの導入、教育・育成体制の強化、資格取得のサポートといったものです。
またそれら社内改革や現場の声を発信し知ってもらうことも大切です。


仕事最優先でたくさん稼ぐことが良しとされ仕事ができる人と見られた昔とは違い、今はお金だけでは労働者のモチベーションを維持できず、パフォーマンスも引き出しきれないと言われています。「自己実現のために働く」時代がきているのです。お金を稼ぎたい人、プライベートの時間を大事にしたい人、社会貢献したい人、自分を磨きたい人など働くことに対するモチベーションは多様化しています。
先ほど触れた「働き方改革関連法」もこの労働者の多様なニーズに応え、生活を支える仕事も人生を豊かにさせるプライベートもどちらも充実させる働き方・生き方(ワークライフバランス)を見直すという考えのもとに作られたものです。


日々業務に追われる中でも時代に合わせて変わろうと試行錯誤している運送業は、これから注目し、これまでのイメージも見直すべき業界ではないでしょうか?一口に運送業と言ってもいろいろありますから、それぞれの仕事内容を正しく理解してもらうことも必要でしょう。
前回の話の中でも触れましたが、私たちが携わる軽貨物運送業は、現在盛んであり今後も新しいサービスが出現する可能性もある対個人ビジネスに大きく関わっていることや小回りが利くことで業務が多種多様なことから、数ある運送業の中でもまさに働き方改革で成そうとしている労働者の多様なニーズに答え充実させることに最も近いと考えます。


生活を支えるだけでなく社会貢献にもなるこの業界に、少しでも興味を持ち一歩を踏み出してくれる仲間が増えることを願います。






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